2020年08月06日
令和元年度の事業報告を報告します
いつもラポールを応援いただき、ありがとうございます。
令和元年度事業報告を報告いたします。
令和元年度事業報告書
平成31年4月1日から 令和元年3月31日まで
認定特定非営利活動法人ひこね育ちのネットワーク・ラポール
1.事業の成果
地域の子育て中の親に対して、親として育ち、安心して子育てできるようになることに関する事業を行った。
家庭訪問型子育て支援「ホームスタート」事業は、
令和元年度末で訪問件数は91件。延長を含めると100件を超える。ホームスタート利用者は、初めての子育てに対する不安や子どもへの関わり方についてビジターさんが子どもに関わっているのを見ながら学ばれたり、話を聴いてもらうことで気持ちが落ち着いて子どもに穏やかに接せられるようになっていかれた。令和元年度は離婚家庭や多胎児家庭からの依頼もあり、2クールの利用が増える傾向が見られた。彦根市の保健師からの紹介が増え、子育て支援課との連携もあり、ホームスタートへの信頼と期待を感じることができた。なお、ホームスタートの利用を通じて、NPプログラムに参加する方もおられた。「孤立感の解消」「親自身の心の安定」のニーズが依頼者の7割から、「子どもの心の成長」「子どもの成長・発達を促す機会を作る」のニーズが依頼者の6割から寄せられ、孤立感、不安感を抱きながらも子どもの成長・発達を願う親の姿が伺えた。昨年同様、乳幼児が安心して遊べるひろばとして紹介した施設でラポールの子育て支援に参加した親子が増え、つながっていく手ごたえを感じている。
「NP(完璧な親なんていない!)プログラム」については、市健康推進課からの委託事業として実施した。参加者は保健師が乳幼児健診や個別乳幼児相談で声掛けして集めた母親である。参加した母親たちは、友達を求めておられ、プログラムの何でも話せる雰囲気の中でそれぞれの思いを語り、他の人のやり方を取り入れたりしながら、成長していかれた。前期9組、後期9組の計18組が参加され、子どものしつけ、子どもへの関わり方、夫と周りの人とのかかわり方、イライラの対処法などが話し合われ、明るく前向きになった、おおらかに子どもを見れるようになり、子どももあまり悪さをしなくなった、子どもへの愛情が増した、友達ができたなどポジティブな変化が見られた。また、今までは困ったことを自分の中にため込んでいたが、行動を起こしたり相手に伝えたりするように変化した人もあった。
このプログラム修了後も全員が考え方や行動の変化があったと答えており、自分に向き合えるようになり、人に相談することの大切さや、悩んでいるのは自分だけじゃない、自分を大切にしていいことがわかったそうだ。
「出会いのひろば」については、6年目(6期)の活動に入り、講座に参加された親子を対象に、1か月に1回サロンを開催するスタイルも定着した。季節に応じた遊び、だしの取り方、わらべうた、子どもの発達に応じた親の関わりの大切さなどを寄り添いながら、一緒に活動することで伝えるよう努めた。原光美、石丸眞由美が主に担当した。
昨年度から4月に子育て連続講座「みんないっしょに子育てしよ」を開催することにし、内容は、知り合おう・味覚を育てよう・赤ちゃんとあそぼ・子育てワンポイント。
子どもセンターの「赤ちゃんサロン」で声掛けするとすぐに5組の親子が集まり、引き続き5月から5組の親子で「ラポール子育てサロン」が始まった。
「健康診断・がん検診の託児」を健康推進課から引き受け、4年目になる。事前の顔合わせ・打ち合わせをして、当日、お母さんが迎えに来るまで、子どもたちと遊んだ。
今年度は参加者がやや少なかったが、あまり泣かずに楽しく遊んでくれ、お迎えが来ても
帰らず遊んでいる子もいて嬉しかった。スタッフもよく知り合えてきて、素晴らしいチーム
ワークで託児ができたと思う。
子育て講演「発達障害について」井上知子氏については、今年度は当法人の調整がつかず、
開催できなかった。次の機会を作りたい。
また、彦根市の子育て拠点施設「子どもセンター」及び児童館「ふれあいの館」を運営し指定管理最終年度の年で、3年間を振り返り様々な改善を試みたが、共同体を構成する2社と子どもセンター所長と考え方が違い、互いに共有することができなかったことは残念であった。
子どもセンターでは、青空サロン、アリーナで遊ぼう、誕生会、ひろばデビューが定着し、喜ばれている。また、29年度から健康推進課から引き継いだ「あかちゃんサロン」は「あかちゃんひろば」とともに喜ばれている。また、「第2回夏休み将棋大会」、「アストロパーク天体観測会への参加」「部分日食の観察」なども行った。
ふれあいの館では、ひろば、ハンドベル、親子でリフレッシュ体操、夏休みの講座、音楽会、カロム大会などを行った。
アンケートによれば、ほぼ100%近くの方が満足してこの2施設を利用された。新型コロナで我慢を強いられる昨今であるが、一日も早く来館者が安心して親育ち子育ちできるように、期待したい。
2.事業の実施に関する事項
令和元年度事業報告を報告いたします。
令和元年度事業報告書
平成31年4月1日から 令和元年3月31日まで
認定特定非営利活動法人ひこね育ちのネットワーク・ラポール
1.事業の成果
地域の子育て中の親に対して、親として育ち、安心して子育てできるようになることに関する事業を行った。
家庭訪問型子育て支援「ホームスタート」事業は、
令和元年度末で訪問件数は91件。延長を含めると100件を超える。ホームスタート利用者は、初めての子育てに対する不安や子どもへの関わり方についてビジターさんが子どもに関わっているのを見ながら学ばれたり、話を聴いてもらうことで気持ちが落ち着いて子どもに穏やかに接せられるようになっていかれた。令和元年度は離婚家庭や多胎児家庭からの依頼もあり、2クールの利用が増える傾向が見られた。彦根市の保健師からの紹介が増え、子育て支援課との連携もあり、ホームスタートへの信頼と期待を感じることができた。なお、ホームスタートの利用を通じて、NPプログラムに参加する方もおられた。「孤立感の解消」「親自身の心の安定」のニーズが依頼者の7割から、「子どもの心の成長」「子どもの成長・発達を促す機会を作る」のニーズが依頼者の6割から寄せられ、孤立感、不安感を抱きながらも子どもの成長・発達を願う親の姿が伺えた。昨年同様、乳幼児が安心して遊べるひろばとして紹介した施設でラポールの子育て支援に参加した親子が増え、つながっていく手ごたえを感じている。
「NP(完璧な親なんていない!)プログラム」については、市健康推進課からの委託事業として実施した。参加者は保健師が乳幼児健診や個別乳幼児相談で声掛けして集めた母親である。参加した母親たちは、友達を求めておられ、プログラムの何でも話せる雰囲気の中でそれぞれの思いを語り、他の人のやり方を取り入れたりしながら、成長していかれた。前期9組、後期9組の計18組が参加され、子どものしつけ、子どもへの関わり方、夫と周りの人とのかかわり方、イライラの対処法などが話し合われ、明るく前向きになった、おおらかに子どもを見れるようになり、子どももあまり悪さをしなくなった、子どもへの愛情が増した、友達ができたなどポジティブな変化が見られた。また、今までは困ったことを自分の中にため込んでいたが、行動を起こしたり相手に伝えたりするように変化した人もあった。
このプログラム修了後も全員が考え方や行動の変化があったと答えており、自分に向き合えるようになり、人に相談することの大切さや、悩んでいるのは自分だけじゃない、自分を大切にしていいことがわかったそうだ。
「出会いのひろば」については、6年目(6期)の活動に入り、講座に参加された親子を対象に、1か月に1回サロンを開催するスタイルも定着した。季節に応じた遊び、だしの取り方、わらべうた、子どもの発達に応じた親の関わりの大切さなどを寄り添いながら、一緒に活動することで伝えるよう努めた。原光美、石丸眞由美が主に担当した。
昨年度から4月に子育て連続講座「みんないっしょに子育てしよ」を開催することにし、内容は、知り合おう・味覚を育てよう・赤ちゃんとあそぼ・子育てワンポイント。
子どもセンターの「赤ちゃんサロン」で声掛けするとすぐに5組の親子が集まり、引き続き5月から5組の親子で「ラポール子育てサロン」が始まった。
「健康診断・がん検診の託児」を健康推進課から引き受け、4年目になる。事前の顔合わせ・打ち合わせをして、当日、お母さんが迎えに来るまで、子どもたちと遊んだ。
今年度は参加者がやや少なかったが、あまり泣かずに楽しく遊んでくれ、お迎えが来ても
帰らず遊んでいる子もいて嬉しかった。スタッフもよく知り合えてきて、素晴らしいチーム
ワークで託児ができたと思う。
子育て講演「発達障害について」井上知子氏については、今年度は当法人の調整がつかず、
開催できなかった。次の機会を作りたい。
また、彦根市の子育て拠点施設「子どもセンター」及び児童館「ふれあいの館」を運営し指定管理最終年度の年で、3年間を振り返り様々な改善を試みたが、共同体を構成する2社と子どもセンター所長と考え方が違い、互いに共有することができなかったことは残念であった。
子どもセンターでは、青空サロン、アリーナで遊ぼう、誕生会、ひろばデビューが定着し、喜ばれている。また、29年度から健康推進課から引き継いだ「あかちゃんサロン」は「あかちゃんひろば」とともに喜ばれている。また、「第2回夏休み将棋大会」、「アストロパーク天体観測会への参加」「部分日食の観察」なども行った。
ふれあいの館では、ひろば、ハンドベル、親子でリフレッシュ体操、夏休みの講座、音楽会、カロム大会などを行った。
アンケートによれば、ほぼ100%近くの方が満足してこの2施設を利用された。新型コロナで我慢を強いられる昨今であるが、一日も早く来館者が安心して親育ち子育ちできるように、期待したい。
2.事業の実施に関する事項